後輩と差し呑み

明日は、パートナーさんの送別会があるので、
後輩がプレゼントを買いに銀座のドンキへ・・・
のはずだったのですが、場所が解らないと言うので一緒に行くことに。


まー、色々と話したいことがある後輩だったので、ついでにって事で、
目的のプレゼントを買った後に、例のBAR・オーディンへ。


もう直ぐ2年目なのですが、未だ自信も持っていなく仕事も捗ってないという事で、
現場のリーダーさんから相談されていたのですが、
本人と呑んで、なんとなく理由が解りました。


この後輩は独特の個性を持っていて、
まだ23歳なのに、発言などが40歳を軽く超える内容。
更に礼儀正しく、
『銀座のBARは、私めには敷居が高くて』
『ご一緒させて頂けて光栄です』
など、普通じゃ聞けないセリフが出てくることw
※新人歓迎会のときに、謎掛けをやってのが彼です。


そんな彼と、今日はどういう訳か、旧約聖書新約聖書の違いなんかも話しつつ、
お酒の話に花が咲きました。


私自身は、あまりお酒に詳しくないのですが、
後輩が20歳の時に親父さんに地元のパブに連れてって貰ってから洋酒が好きになったそうで、
色々呑んでいましたが、その中で『アブサン』というお酒を一口貰いました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%96%E3%82%B5%E3%83%B3
「甘いんですよ」というので呑んでみましたが、さすがに58%とあってカーっと来ます。


お子ちゃまな私は、相変わらずの終始フルーツ系でしたが、
ちょこっと位、こういうのも良いかな?とか思ったり思わなかったり(^^ゞ



で、そんな後輩と話している時に気づいたのが、
『お酒の頼み方にも性格が出る』
ということ。


特にオーディンの様なメニューの無いスタイルの場合、
・自分の好きな知っているものを頼む
・お店やその日のお勧めを頼む
・自分の好みを伝えて、バーテンさんに選んでもらう
こんな感じになると思います。


で、今回の後輩のケースで言うと、
頑なに『自分の好きな知っているものを頼む』というスタイルでした。
後輩が「XXありませんか?」と聞くと、
バーテンさんが「今は置いてないんですが、近いものではこれならありますよ」と、
お酒のストーリーを交えながら勧めてくれる。
でも、じゃあ別のやつって事でまた自分の好きなものを頼んでいた。


そんな時に思ったのが、
『新しいものへの勇気が無いというか、保守的な感じなのでは?』と。


まぁ、自分の呑みたいお酒を呑むのも間違いではないのだけど、
23歳って若さを考えたら、いろいろと経験を積んで欲しいところ。



おそらく仕事でも、自分が知っている事は良いのだけど、
知らない事に関しては、勇気が無いので臆病になっているのではないかと。


誰しも始めは何も知らないのが当然なのだから、
新しいことにチャレンジして欲しいのだけど、
保守的なのでミスを恐れての作業になってしまう。


結果として、やっている事が頭に入らないし、
仕事の幅が広がっていかない…そんな感じでしょうか。



そんな話を本人としながら、
『性格を変えるのは難しいから、まずはお酒の頼み方を変えてみては?』
なんて事を言ってみた。



彼が今まで味わったことの無い、美味しいお酒に出会えることで、
人生の幅が広がることを願っている…